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私は魚釣りが寝食を忘れるほど好きで、以前からいつかチャンスを見つけ海の近くに住んで見たいと考えていました。
その為に必要と思われる資格は出来るだけ取って来ました。
(1級小型船舶・海上特殊無線2級・調理師・2級ホームヘルパー・危険物取扱者乙種4類・フォークリフト・大型特殊など島での生活に必要と思われる)
53歳の時に息子・娘が大学を卒業したのをきっかけに妻に内緒で長年お世話になったカネテツデリカフーズに退職願を出し島への移住を決めました。妻に相談したら絶対反対されるのは分かっていましたから提出した晩、妻に報告したら“私の人生を返して”と言われました。(当然もっともだと思いましたが・・・)
たった一度の人生、自分の本当に好きな事と出会えた喜びを大切にしたい気持ちとまた、本当に好きなものを見つけ出し一生懸命生きて行く事の大切さ(生活だけ・長生きの為だけではなく、自分らしさの価値を発揮出来る事をやり通したい)を家族に伝えたかった事もあって実行してしまいました。
今ではその事を理解してくれた妻には心から感謝しております。
島での生計は漁師と考えておりましたが、どうすれば漁師になれるのか分からず色々な所の漁業組合に相談したりインターネットで検索し漁師後継者育成研修を探しましたが、全て年齢制限があり私には該当しませんでした。また、漁業組合員になるのもなかなかの課題があることが分かってきました。
そんな時、十島村定住促進制度を知り漁師の窓が開けたのです。
とはいっても、島での生活は想像以上に大変です。とにかく、島には仕事らしい仕事がありませんから今だ移住しての2年間収入ゼロです。
問題は生活の手段と島の環境に慣れるかまた、住民の方に受け入れてもらえるかが最大の課題です。私は移住して2年が経ちますがまだまだ課題は残っておりますが、しかし、自分の目標に向かって努力して行きたいと思います。
私は、トカラだからこそ出来るビジネスチャンスは必ずあると思っています。
今、漁師見習(今年5月から船を持ちました)で収入はまだまだ期待出来ませんが、自分の得意とする事に挑戦して行きます。特産品づくりも含め可能性を強く感じております。
遊魚船のアシスタントをやり釣り人に大型魚を釣ってもらった時の喜びは何者にも変え難いです。
未だ、納得できる漁師の醍醐味は発信出来ませんが、自分の決めた事をやり通す決心です。
(続く)
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